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ITCクラブ室
「Windows8」は「Windows7」と何が違うの?

はじめての「Windows8」

2013年1月15日 記 : ITCクラブ専門指導員 鈴木 朗

昨年の10月にマイクロソフトから新OS「Windows8」が発表され新製品のパソコンが店頭を賑わせました。 従来と異なる点はタブレット型パソコンにも新OSが搭載された事です。 モニターにセンサー機能の付いたパソコンを購入すれば、マウスを使ったオペレーション以外に指先で操作を行う事ができます。今までパソコンを敬遠されていた方にとって、少し身近になるのではないでしょうか?

逆に「Windows95」から行われて来たバージョンアップとは異なり、「Windows8」のデスクトップは慣れ親しんだ方には戸惑うデザインになっています。私もしばらくの間、モニターの前で固まっていました。まず最初に使う左下に在った「スタートボタン」が無くなったからです。

今月発表された「Windows8」プロフェッショナル版のアップデート用ソフトを入手しました。今後、新OSの使い方を体験しながら使い方をご紹介して参ります。

「Windows8」は「Windows7」と何が違うの?

「Windows8」の最初の印象は「デスクトップが二つある」という事でした。従来、画面の左下に在った「スタートボタン」が「スタート画面」になったようです。以下、この画面を「スタート画面」と呼びます。

インターネットを使った情報収集、写真・動画の閲覧、メール利用などを目的とした方には大変便利な画面です。大きなアイコン(タイルと呼びます)をワン・クリックまたは触れるだけでアプリケーションが動作します。これはスマートフォンやタブレットで主流になったボタンのアイコン化が一歩リードしたものだと感じました。

▲ 「Windows8」のスタート画面

アプリケーションを起動すると今まで必須だったフレームがありません。画面をフルに使って表示してくれますのでタブレットを利用される方には大変使いやすいと思います。

▲ インターネット・ブラウザーの画面

もう一つのデスクトップはスタートボタンが無い「Windows7」という感じです。この画面を「デスクトップ」と呼びます。スタートボタンが無いのでアプリケーションの起動用アイコンを画面に配置しなければなりません。スタート画面では行えない作業はこちらの画面で受け持っているようです。タブレット・パソコンでもデスクトップ・パソコンでも使える「Windows8」に驚きました。

▲ 「Windows8」のトップ画面

初めて操作した「Windows8」は大変興味深いOSでした。感想を一つだけ挙げますと、最大の特徴となる「指先による操作」はノートパソコンとタブレットには便利だと思いますがデスクトップでは不向きではないかと思いました。30~50cm離れているモニターまで手を伸ばすよりマウスで操作した方が早いからです。

新しく追加されたスタート画面はノート・パソコンで真価を発揮するのではないかと思います。その機能が今後どのように役立つのか試してみる事が楽しみです。

以上